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インターンシップ奮闘記 by 志賀亮太

Ciao !

ミラノでは、春の暖かさを感じつつ、夜は寒い日が続いています。今回のレポートは、ミラノのファッション界で活躍する若い日本人の先輩方を紹介します。

僕が現在直面している語学の壁を越え、現地での信頼をどのように築いてきたのかについてや、今後の抱負について伺いました。

左から竹本昌弘さん、
鈴木翔さん

左から竹本昌弘さん、
鈴木翔さん

まず始めに、 CAROL CHRISTIAN POELL のパタンナー竹本昌弘さん(28歳)。僕がヨーロッパで就職活動をした際や、ミラノに来てからも、日々様々なアドバイスを頂いています。

昌弘さんは、エスモードパリで三年半勉強し、アントワープの Bruno Pieters でインターンシップを半年、 Christian Wijinants でメインパタンナーを二年間の後、現在の CAROL CHRISTIAN POELL で二年目を迎えます。会社では主にジャケット、ブルゾン、シャツなどの上物全てを任されており、常に新しいカットやデザインを試行錯誤しながら創作しています。

アントワープ時代はフランス語。現在はデザイナーがオーストリア人ということもあり英語、自 身の引いたパターンを縫い子さんに説明し、サンプルを創る際はイタリア語を駆使しています。

良い商品を創るには「どうしたら綺麗で新しい縫い方になるのか、常にお互いが考え実践し、意見を共有することで、思ってもいなかったものが生まれる事もある。毎日が勉強。言葉は必須。しかし、それよりも思いが大切だ」と語っています。30歳で自分たちのブランドを立ち上げるために、少しずつ準備を進めているそうです。

次はマランゴー二・インターナショナルコースを主席で卒業後、 Rafael Lopez のパタンナーからアシスタントデザイナーを経て、現在、新ブランドからデザイナーとして引き抜かれた鈴木翔さん(25歳)。

今回のコレクションでは、デザイン・グラフィック・テクニカルドローイングのすべてを任され、今は新ブランドのネーミングを思案中でたそうです。

同僚が皆イギリス人。コミュニケーションは英語。工場はイタリア語。苦労が絶えない。「働き始めた当初は、言葉の壁を乗り越えるため必死にやるしかなかった。意思が通じない分、人に尽くす事に徹した」と話して下さいました。その結果、自身がデザインしたコレクションを高く評価してくれる人も多く、自信になったそうです。

二人に共通している事は、常に人に尽くして感謝するという点。逆境や問題に感謝し、真剣に取り組む事で成長があることを感じます。言葉が通じなくても、自身の姿勢で決まる。信頼を勝ち取るためにも、まずは自分から尽くしていくことが、言葉の壁を越え、自身を大きく成長させること。

どんなことでも小さな一歩、その積み重ねが大きな目標を達成させる。二人からは、そのことを改めて学びました。

志賀亮太

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