

Ciao.
今回のレポートは、一月末に行われたミラノメンズ展示会 White Home プレコレクションをオンワードイタリアと GIBO'CO.S.P.A のご協力で見学させて頂きました。
White Home では Collection privee' 、 Giorgio brato 、 Edwin 、 Marite + Francois Girbaud の art point などの67ブランドのアクセサリーを中心とした展示会だったのですが、その中で、 Sjaak Hulleles というオランダのアーネムで活動している若いブランドに注目しました。
オランダのアーネムはヴィクター&ロルフが卒業した学校でもあり、世界のコンテストにも常連校です。僕もアントワープに住んでいる際、訪れたことがあり学校の回りは野原と河が流れとても静かな町でした。そんな落ち着いた環境で物創りに励んでいる Sjaak Hulleles の製品は、全体的にはエレガントなのですが、細部のデザインに凝っており、刺激的でこれからが楽しみなブランドに感じました。


次に GIBO'CO.S.P.A の Show ルームでは、僕がアントニオ・ベラルディでデザインしたものが製品になっていました。僕は、基本的にパーツのデザインや、自身のアイディアをトライアウトで組み、それをアントニオが厳選しまとめていったのですが、自分が関わったものが採用され、製品となり、 Show ルームに並んでいたのはとても嬉しく自信にも繋がりました。これから世界中の店頭に並ぶのはとても楽しみです。
9月からの世紀に一度といわれる金融危機などの大波に覆われ、イタリアでも不景気という言葉が飛交い、ファッション界も世界のバイヤーの数が減少し、ビジネスで大きな打撃を受けていると聞きます。学生や独立を考える若者が、将来への不安を大きく抱え、自信を無くしつつあり、多くの試練に直面しています。
そうした中、草の根の広がりで変化を訴えたオバマ大統領のような、若いリーダーの誕生など、まさに歴史的な変化と融合の時を迎えています。
こうした時代だからこそ、新しい挑戦をする勇気を持ち、社会の繁栄向上に積極的に貢献することが、日本を離れミラノで働く自分に与えられた課題だと感じます。
今は小さな事の積み重ねかもしれませんが、語学を習得し、オバマ大統領が掲げた「 Yes we can 」「 Change 」この精神で、逆境や問題こそが自身の将来の成長になることと確信し、何があっても日々希望をもち、こちらで働く強みを見出し、新しい時代と社会を切り開く生命力と創造力を持つことが、自分がデザイナーになる一歩だと感じています。
今日も一日楽しんで、前進していきます。
Grazie,
Arrivederci.
志賀亮太