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ARCHIVES 2014 AMATEUR CATEGORY

過去受賞作品 2014 年度 アマチュアカテゴリー

2014年のアマチュア部門は、世界9の国と地域からデザイン画約9,000点の応募があり、一次審査で選ばれた25点の実物作品が制作されました。最終審査を9月中旬に終え、結果発表はJAPAN FASHION WEEK in TOKYO期間中の10月15日渋谷hikarieホールAにてショー形式で披露され、各賞が授与されました。

2014年度 募集要項・pdfダウンロード

最終審査・結果

大賞・文部科学大臣賞・
エールフランス賞

name: 杉本 知春
Chiharu Sugimoto
School: 大阪文化服装学院
Theme: 「カイジュウ」

日本のクリエイティブピープル東京民兵に提案するコンセプトは「カイジュウ」。リアルクローズと怪獣らしいアイテムをドッキングさせた。

優秀賞

優秀賞

name: ジラワット タムロンギィフィコル
Jirawat Thamrongkittikul
School: シーナカリンウィロート大学(タイ)
Theme: 「モン族のドレス」

タイのモン族の民族衣装とアメリカのアーティスト、キースヘリングからインスパイアされたコレクション

秀作賞

秀作賞

name: 榎木 紗知子
Sachiko Enoki
School: 名古屋モード学園
Theme: 「加賀手毬 KAGATEMARI」

地元、石川県の伝統工芸である加賀手毬からインスピレーション。手毬に直線的にまかれた糸を表現した。

name: 大谷 あかり
Akari Ohtani
School: 大阪モード学園
Theme: 「Future」

人間の間接と同じように服にも間接を作ってみたら? 着ると体の動きと共にうねるように表情を変える。服の新しい未来を表現。

name: オロスコ マリア
Orozco Maria
School: 大阪モード学園
Theme: 「マタドール」

母国スペインの伝統的な闘牛服マタドールからインスピレーションを得たデザイン。赤は刺繍、金糸のステッチで闘牛場の砂を表現。

name: 小西 翔
Sho Konishi
School: 東京モード学園
Theme: 「gene 遺伝子」

オリジナルのプリーツ加工素材にねじりを加え、終結し、生命体となっていく遺伝子を、構築的フォルムで表現。

name: 田中 大資
Daisuke Tanaka
School: 大阪文化服装学院
Theme: 「Neo-Neon」

ネオンきらめく上海の看板。カラフルなのに、どこかレトロで胡散臭い感じもする。上海独特の世界観を服に閉じ込めた。

最終審査・講評(敬称略)

田山淳朗 Atsuro Tayama(A.T ATSURO TAYAMA デザイナー) / 審査員長
6人の審査員で1万点近いデザイン画を、すべてチェックいたしました。その後9月に、選ばせて頂いたデザイン画の実物作品をモデルに着用してもらい、初の入賞者本人による、プレゼンテーション形式での発表・審査でしたが、ディテール、素材、シルエットを間近で見て確認いたしました。作者の感想を直接聞けたのは良かったです。結果、今回は自分に近い、自分が理解できるテーマを素直に服に表現した作品が選ばれました。売ることを考えなくてよい立場のデザイナーは、素晴らしいダイナミクスを表現することができるのだと感じました。


左から、一般財団法人日本ファッション教育振興協会の大沼 淳理事長、繊維ファッション産業協議会の廣内 武理事長、大賞を受賞した杉本知春さんとモデル、東京都産業労働局の山本 隆局長。

一次審査結果

世界9の国と地域の大学・専門学校の学生から約9,000点のデザイン画が寄せられ、テーマの表現力、デザインの独創性と先進性を基準に6名の審査員により25点のデザイン画が選出されました。

氏名(国・学校・Wはウィメンズ、Mはメンズのカテゴリー)/50音順

淺野 友行 / Tomoyuki Asano
(名古屋ファッション専門学校/W)
榎木 沙知子 / Sachiko Enoki
(名古屋モード学園/W)
大河原 麻央 / Mao Ohgawara
(上田安子服飾専門学校/M)
太田 亜矢子 / Ayako Ohta
(文化服装学院/W)
大谷 あかり / Akari Ohtani
(大阪モード学園/W)
織田 淳利 / Atsutoshi Oda
(東京モード学園/W)
オロスコ マリア / Orozco Maria
(スペイン・大阪モード学園/W)
柏木 結 / Yui Kashiwagi
(織田ファッション専門学校/W)
金森 麻衣 / Mai Kanamori
(愛知文化服装専門学校/M)
金山 恒樹 / Kouki Kneyama
(マロニエファッションデザイン専門学校/W)
川又 宣興 / Nobuyuki Kawamata
(大阪モード学園/W)
キム ヒョンウ / Kim Hyu Nu
(韓国・Samsung & Art & Design Institute /W)
畔栁 あゆ / Ayu Kuroyanagi
(名古屋学芸大学/W)

小西 翔 / Sho Konishi
(東京モード学園/W)
ジラワット タムロンギィフィコル / Jirawat Thamrongkittikul
(タイ・SRINAKHARINWIROT UNIVERSITY/W)
杉本 知春 / Chiharu Sugimoto
(大阪文化服装学院/M)
鈴木 恵里子 / Eriko Suzuki
(エスモードジャポン東京校/W)
鈴木 里実 / Satomi Suzuki
(愛知文化服装専門学校/W)
田中 大資 / Daisuke Tanaka
(大阪文化服装学院/W)
崔 賀琳 / Che Harin
(東京モード学園/W)
中村 綾美 / Ayami Nakamura
(大阪文化服装学院/W)
服部 真波 / Manami Hattori
(愛知文化服装専門学校/W)
ベ ジュウォン / Bae Joo-won
(韓国・Kookmin university /W)
水町 孝浩 / Takahiro Mizumachi
(マロニエファッションデザイン専門学校/W)
劉 佳 / Ryu Ka
(名古屋モード学園/W)

一次審査・講評(敬称略)

田山淳朗 Atsuro Tayama(A.T ATSURO TAYAMA デザイナー) / 審査員長
1万点に近いデザイン画を見て、全体的に高いレベルを感じました。個人的な絵の好き嫌いや時代の反映もありますが、審査員が選んだものは、いずれも真剣に描かれたものばかり。私には日本やアジアの学生達が服を形にしていく力への、強い信頼があります。だからこそ今回は、いつもよりも、より激しく、より個性的に感じるもの、大袈裟にいうと着れなくてもいいから見てみたい!というデザイン画を選びました。楽しみに期待しています。

青木規子 Noriko Aoki(繊研新聞 記者)
コンテストの審査員は初めての経験なのですが、似たようなテーマのものも多く、リアルに流行の移り変わりを見ることができ、選んでいて楽しかったです。デザイン画の絵のタッチが、可愛いかったりマンガっぽいものが多いのは、日本という国の現在を象徴しているように感じますが、あえてそこではなく、力を感じるデザインとフォルムを美しく構築的に、かつシンプルに表現したものを選びました。選ばれたデザイン画は、多くが素材の選び方や貼り方に工夫があり、強い色使いのものが入選した印象を受けました。

児嶋幹規 Mikinori Kojima(装苑編集長)
メンズにおいてはデザインが着れないなと感じられるものは、何となく選びにくかったです。反対にウィメンズでは、着るには難しそうだけれど形になるのを見てみたいと思うものを選びました。一人で何点ものバリエーションを描いて応募している方も多く見受けられました。熱意は感じますが、バリエーションに差異が感じられず、どれも同じように見えてしまっていて残念でした。

関口真希子 Yukiko Sekiguchi(matohu デザイナー)
全体的に小さなパーツから全体を作り上げていくデザインが多かったように思います。その場合は、使うパーツとテクニックが合っているかどうかを審査の基準としました。デザイン画に描かれている色や形が、服をイメージしながら描いているな、と感じられるものを選びました。5年間審査に携わっていますが、学生達の関心がその時々で移り変わっていることを感じることができて興味深かったです。

髙島一精 Kazuaki Takashima(Né-net デザイナー)
初めて審査員を務めましたが、選んでいてすごく楽しかったです。自分も学生時代に二回入選していますが、学生とは逆の立場になって、選ぶ側として真剣に審査しました。トレンドなのでしょうか? 私たちの時代とは違い、全体的に硬くて構築的なデザインが多いなと感じました。自分が学生時代のときも、コンテストで入選したデザインの傾向を調べたりしましたが、そういったことに囚われず、自由な発想から出たデザインバリエーションをもっと感じたかったです。デザイン画に素材を大きく貼る事も、審査員の目につくポイントのように思いました。

堀畑裕之 Hiroyuki Horihata(matohu デザイナー)
今回は服として見てみたいと思った物を中心に選びました。デザイナーの作りたいイメージやビジョンが感じられるデザイン画からは、力を感じることができますね。絵の為の絵ではなく、作りたいものを描いた人を選びました。どういうふうに形に仕上がるか、楽しみです。


一次審査中の審査員、左から順に田山、髙島、堀畑、関口、青木、児島の各氏

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